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Green(植物)でローカルな地域課題に挑戦する "neighbourhood with plants" の取り組み。

執筆者の写真: 平良 和土平良 和土




2019.11.1現在の日本の人口は、 1億2618万人

高齢化率28.4%にのぼり、超高齢社会と言われて久しい、そして日本は超高齢社会の次のフェーズを迎えている。

それが 「多死社会」だ。人口動態統計によると、現在年間で約136万人が亡くなっており、死亡者は今後も増え続け、ピークとなる2040年には年間160万人以上が死亡する見込みだ。


「看取り」クライシス、多死社会が待ち受ける問題の1つがこの「看取り」にある。

現在、8割の方が病院で最期を迎えている。このように多くの場合病院で看取ることが現代のスタンダードになっている。しかし、国は約135満床ある病床数を2025年までに120万床まで削減する方向に舵をきっている。もちろんその背景には膨れ上がった医療費の削減、社会保障制度を持続可能なものにするために必要な措置としている。病院で看取るための病床数と治療で必要になる入院数をあわせると圧倒的に病床数が不足する。


病院で最期を迎える「病院完結型医療」から在宅(家や介護施設等)で最期を迎える「地域完結型医療」にシフトする必要があるのだ。


現在、在宅で看取るための医療保険・介護保険サービスや制度が拡充しつつあり、在宅での看取りの数はすこしずつ増えている。

しかし、在宅で(特に自宅で)最期を迎えるためにはサービスや制度だけでは不十分であり、家族や地域の方の助けが必要になる。その中でも核家族世帯、単独世帯が増えていく中で地域(お隣さんやご近所さん、自治会や民生員等)の見守りや声掛けが重要になる。

実際にわたしの近所でも地域の助けをかりながら、身寄りのない一人暮らしの男性の看取りをした事例が数件ある。

このように隣近所で助け合う力、「互助」の力を取り戻すことがわたしたちの地域課題の1つであるといえる。



そう、わたしたちネイバーフッドケアマネジメント&ソーシャルワーク(以下ネイバーフッド)は地域のつながりを取り戻すきっかけ作りとしてGreen(植物)をもちいるのだ。


わたしがケアマネジメントで関わる方々のご自宅には必ずといっていいほどGreenが置いてある、パーキンソン症候群の一人暮らしの男性は歩行もままならないが庭のGreenへの水かけを日々の楽しみ、自分の役割としている。神が創ったGreenにはそんな不思議な魅力がある。





家の前に面白味のある植物や、彩りの美しい花があることで誰かが立ち止まり、話をするきっかけになる。また、Green(植物)が育つことで採れる子株や種を近所にお裾分けするのもいいかもしれない。Green(植物)を増やし近所付き合いの根を広く深く張っていきたいのだ。



長々と書いてきたが、正直なところ地域作りに関してはGreen(植物)じゃなく、なんだっていい。

人々の生活は多様で地域には面白い人がたくさんいる。地域がつながるきっかけとしてネイバーフッドが一石を投じることで、地域に住む人々が主体となって、何かを始める起点となり、促進していくことがわたしたちネイバーフッドの"neighbourhood with plants" における地域課題への挑戦であり取り組みだ。





ぜひネイバーフッドに来て面白いGreenたちを見て楽しんで欲しい。






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